ABELIA EDOWARD GOUCHA — things we might overlook.

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ABELIA EDOWARD GOUCHA

things we might overlook.

どこにでもあるものを、もう一度見る。

ABELIA EDOWARD GOUCHAの服を見ていると、そんな感覚があります。

デザイナーは松井誠剛氏。 1999年兵庫県生まれ。大阪文化服装学院で服づくりを学び、2021年にABELIA EDOWARD GOUCHAをスタートしました。

ブランド名の由来となったのは、デザイナーが学生時代、通学路で目にしていた「Abelia Edward Goucher」という花。

決して珍しい花ではなく、日常の風景の中に自然と存在しているもの。 けれど、その名前を知り、改めて目を向けることで、それまでとは少し違って見えてくる。

普段なら素通りしてしまうものの中にも、よく見ることで気づく魅力がある。

その感覚は、ABELIA EDOWARD GOUCHAというブランドの名前だけでなく、服づくりにも静かにつながっています。

 

 

 

 

 

Looking again.

デザイナーは、自分が実際に見てきたものや触れてきたものを、服づくりのひとつの起点にしています。

スポーツウェア、ユニフォーム、日常着。

どこかで一度は見たことのあるようなものが、デザイナー自身の記憶や感覚を通して、少し違った形で現れる。

その象徴のひとつが、ブランドを代表するアイテムとして継続的につくられてきたBaseball Slacksです。

野球をしていた経験から生まれたものではなく、サッカーをしていたデザイナーが、野球部のパンツを見て格好いいと感じたことが、ひとつのきっかけになっています。

自分自身の経験を、そのままデザインに置き換えるわけではない。

少し距離を置き、別の角度から眺めてみる。

そうすることで、すでに知っているはずのものに、今までとは違う表情が生まれていきます。

 

 

 

 

 

Beauty in the ordinary.

ABELIAの服には、どこか親しみのあるものが多くあります。

スラックス、デニム、ニット、シャツ、スポーツウェア。

一見すると、その形自体は私たちの日常から大きく離れたものではありません。

けれど、近くで見ると少し違う。

素材の選び方、パターンのバランス、ディテールの位置。

何かを大きく付け加えることで特別なものにするのではなく、すでにそこにあるものを少し違う角度から見ることで、新しい表情を見つけていく。

シーズンごとに全く別の世界をつくるというよりも、これまでにつくってきたものを見直し、その時々の感覚によって少しずつ変化させていく。

ABELIA EDOWARD GOUCHAの服には、そうした自然な連続性があります。

 

 

 

 

 

At koto.

kotoでは、ひとつの完成されたスタイルだけを提案するのではなく、異なる背景を持った服が同じ場所に並ぶことで生まれる関係を大切にしています。

ABELIA EDOWARD GOUCHAをセレクトしている理由も、その延長にあります。

一見すると日常に近い。 けれど、よく見ると少し違う。

クラシックな要素もあれば、スポーツやユニフォームのような身近な要素もある。 そのどちらかひとつには収まらず、着る人や合わせる服によって見え方が変わっていく。

ABELIAの服には、着る人自身が解釈を加えられる余白があります。

そして、普段なら見過ごしてしまうものにもう一度目を向け、その中から価値を見つけていくという姿勢にも惹かれています。

kotoが服を選ぶときに大切にしているのも、知名度や分かりやすいカテゴリーだけではありません。

その服がどんな背景を持ち、時間を重ねたときにどう見えるのか。 そして、店内にある異なるブランドや古いもの、自分たちでつくるものと、どんな関係を生み出せるのか。

ABELIA EDOWARD GOUCHAは、その間に自然と存在してくれるブランドのひとつだと考えています。

 

 

 

 

 

Selected at koto.

 

 

 

 

Wana Cardigan

一見すると、とてもシンプルなニットカーディガン。

ただ、一般的なVネックのカーディガンと比べると、首元は大きく開かず、ネックラインに沿うような浅く詰まったVラインにつくられています。

両脇には、小さなポケット。 腕を身体の前でクロスしたときにも、自然に手を入れられる位置に配置されています。

大きなデザインを加えるのではなく、見慣れたカーディガンのバランスを少しだけ変える。

シャツの上にも、カットソーの上にも。 あるいはジャケットの内側にも。

合わせるものによって、その存在の仕方が変わっていくところにも惹かれました。

ABELIAというブランドの考え方を、日常の中で自然に感じられる一着だと思います。

Wana Cardigan Brown
Wana Cardigan Grey

 

 

 

 

 

Lt Pants Fleece

フリースパンツという、とても身近で機能的な服。

Lt Pants Fleeceは、その気軽さを残しながら、シルエットや素材の切り替え、ディテールによって、少し違った場所へ持っていった一本です。

ウエストはゴムとドローコードによるイージーな仕様。 そこからゆとりのあるシルエットで落ち、長めに取られたレングスが足元に自然な溜まりをつくります。

ポケットや股部分には、本体とは異なる素材を使用。 フロントとバック、どちらからもアクセスできる特徴的なポケット構造も、このパンツのひとつの表情になっています。

リラックスして穿けることと、ファッションとして成立すること。

そのどちらかに寄せるのではなく、日常にある服を少し違うバランスで捉え直している。

Wana Cardiganとはまた違う角度から、ABELIAらしさを感じられる一本です。

Lt Pants Fleece Grey
Lt Pants Fleece Navy

 

 

 

 

 

Something already there.

ABELIA EDOWARD GOUCHAの服には、一目で理解できるような強さとは、少し違った魅力があります。

何気なく見ていたもの。
見過ごしていたもの。
昔からそこにあったもの。

それらをもう一度見てみることで、今まで気づかなかった面白さが見えてくる。

新しいものをつくることだけが、ファッションではない。

見方を少し変えることで、すでに存在しているものを新しく感じることもできる。

ABELIA EDOWARD GOUCHAの服を見ていると、そんなことを考えます。

京都・聖護院のkoto店頭、オンラインストアにてご覧いただけます。

 

 

 

ABELIA EDOWARD GOUCHAの商品一覧